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2015年11月06日

ヘアケア

女性の薄毛/増毛と植毛

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先日、とっても嬉しいおハガキを頂きました。

「このサプリを飲み始めてから不安が減り、将来への期待が大きくなりました。本当に手遅れになってから多くのお金をかけるより、できるだけ早めに、体の中から変化させていくことの方がずっと大事だと思います!」

・・・嬉しくて嬉しくて、小躍りしました。

私のお店へご相談いただく方の多くは、薄毛や抜け毛に真剣に悩むものの、病院(クリニック)へ行くのはちょっと・・という方や、増毛や植毛といった手段に出る前に、自然な方法で何とかしたい、というお気持ちの方がほとんどです。

それはもちろん、自分の自然な髪が元気になるのが一番ですよね。

でも、何が何でも、100%確実に、今すぐ見た目をカバーしたい!となれば、やはり増毛や植毛・・・といった選択肢もないわけではありません。そこで、今回は、増毛や植毛について、お伝えしたいと思います。

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◆増毛のあれこれ
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まつげエクステンションをご存知でしょうか?
増毛は、エクステンションと同じように、1本の自毛に、複数の人工毛を結びつけたりして、人工的に髪の毛を増やすことをいいます。
自毛が伸びると、人工毛との結び目が下に落ちてくるため、定期的に増毛し直す必要があります。

実は、筆者は昔、薄毛解決のためではなく、ボブスタイルの髪型をロングヘアにしたい、というワガママな理由で、エクステンションをしたことがあります。

そのエクステンションと、増毛のためのエクステンションは全然違うものと思いますが、参考までに感想を。
なけなしのお小遣いを投入し、憧れのロングヘアを手に入れた私!しかし、髪の根元に人口毛が結びついていますから、満足に地肌を洗うことができなかったのを覚えています。

そのうち、結び目の毛によってかゆみがしたり、しっかり洗えないのでニオイもしているのでは・・・と不安に。結局、高いお金でチャレンジしたものの、すぐに取り外しました。すると、残った髪の毛の結び目だった部分はボロボロ。それならば、と思い切ってベリーショートにしたのでした。

増毛は実際、メンテナンスが大変だと言われていますが、コスト面では後で説明する「植毛」よりお手軽です。

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◆植毛のあれこれ
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植毛は、薄い部分の頭皮に毛(人口毛もしくは自毛)を植える方法です。
人口毛の植毛は、現在アメリカでは禁止されています。というのも、人口毛を植え付けた場合、頭皮に炎症がおきたり、トラブルが起こる可能性があるからです。

日本では、人口毛の植毛も行われているそうですが、このリスクは頭に置いておいた方がいいですね。1990年代からは、自毛の植毛技術が発達し、こちらが主流になっています。

近年一般に行われる植毛法は、薄毛になりにくい後頭部の皮膚を毛根ごと採取し、薄くなっている部分に移植していくものです。形成外科医による手術を受ける必要があるため、増毛よりも費用がかかります。しかし、ごく自然な生え際や髪型が実現できるメリットがあります。

でも・・・。自毛を皮膚ごと移植するんだから、また抜けちゃうのでは?とか、抜けたとしても、また生えてくるのかどうか、不安に思いませんか?せっかく元気な皮膚ごと移植したのに、生え変わりができないようでは、意味がありません。

実際は、移植した後、90%ほどが新しい場所に定着するそうです。
しかし、定着した髪の大半は、すぐにヘアサイクルの休止期に入ります。そして髪が抜け、新しい髪が再び成長して生えてくる(つまり、正常に生え変わるのかどうか確かめる)までには、4~5ヶ月かかります。植毛の効果がはっきり分かるまでには半年以上かかることになります。

また、植毛した部分以外の髪の毛は、歳を重ねるにつれしだいに細くなったり抜けたりするので、バランスをとるために、何回か植毛を繰りかえす必要が生じる可能性があることも、知っておいてくださいね。

例えば極端に、20代で一度植毛をしたとします。すると、その後薄毛が進行して、植毛部周辺が薄くなってくると、かえって不自然な状態になって目立ってしまうわけです。このあたりの可能性は、把握した上でトライした方が良さそうですね。

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以上、増毛と植毛のあれこれでした。

すぐに&確実に、ボリュームアップが実現できるメリットは素晴らしいですが、費用面の負担と、ちょっと不安点も残る、、、といったところでしょうか。
冒頭のお葉書のように、手遅れになる前に、自然に、自分の体の力で美髪育成できるようになれれば、これに越したことはないと思います。

元井 里奈

毛髪診断士/取締役

ボロボロの汚髪から脱出。 髪を愛する髪マニア。

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