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2020年08月12日

エイジングケア

免疫力の強化で身を守ろう

SN2008会長イラスト_ブログ用

自粛期間中に免疫力低下!?

連日、新型コロナウイルスの話題が続いています。一時、感染者が減り、落ち着いたかに見えた状況でしたが、規制の緩和と共に人々の交流が増え、再び感染者が増えています。

そんな中、私が気になっているのは、自粛期間中に運動不足になった方が非常に多いと言われていることです。これでは間違いなく多くの方が、体力低下、そして免疫力の低下を招いていると思います。

感染対策として、三密を避け、マスク、手洗い、消毒をすることが大きく推奨されていますが、これらは主にウイルスが体内に入らないよう、未然に防ぐことに視点を置いた行為です。

同時に大切なのは、それでも防ぎきれずにウイルスが体内に入った場合の対策です。残念ながら、この点についてのマスコミからの注意喚起は、あまり聞かれません。そこで今回は、特にこの時期に大切な、自分の身を守るための免疫力について、お話しします。

 

免疫力を働かせて、身を守ろう

私たちには、体内に入ったウイルスや細菌、異物から自分の体を守る、免疫力が備わっています。その中枢は腸にあり、全身の免疫細胞の約60%が集中して存在しています。

免疫細胞には、たくさんの細胞があり、それぞれ警戒や情報伝達、攻撃などの役割があります。これらはさながら統制のとれた軍隊のように働きます。これらがしっかり働けば、病気にかかりません。

ウイルスが体内に入っても、感染する人と感染しない人がいますが、この差は、私たちの体内で働く免疫細胞が活発に働いてくれるか、くれないか、ということに関わっているのです。

この免疫力という防衛機構は、ストレスに弱いという欠点があります。その他、寝不足、過度の運動、冷え性(低体温)、酒・タバコ、食生活の乱れ、便秘なども免疫力を低下させます。

一方で、普段から、適度な運動、早寝早起き、バランスの良い食事などの生活習慣を心がけることで、免疫力の強化につながります。免疫力を高める作用のある食材や健康食品を活用するのも良いでしょう。

また、「笑うこと」もおすすめです。笑顔になることは、ストレスを発散し免疫力を高める作用があるのです。

以上のように、免疫力を低下させることは避け、高めることを意識して、今こそ、行動に移しましょう。今後の人生を、イキイキと元気に過ごせることにもつながります。

 


 

コラム筆者:元井益郎

薬学博士/薬剤師/NR・サプリメントアドバイザー/日本抗加齢医学会認定指導士。

東京薬科大学薬学部卒業。ジェーピーエス製薬株式会社入社・退社後、サンプライズ株式会社設立。東京大学や慶應義塾大学など、国内の著名な大学機関と抗加齢に関する共同研究を行い、研究結果をもとにサンプライズ製品の開発を行う。

趣味は山登りとマラソン。73歳になるが、自称年齢は55歳。2017年6月、デナリ(マッキンリー)に登頂成功。好きな言葉は、「過去は変えられないが、未来は変えられる」。

元井 益郎

薬学博士/社長

1分も走れないペンギン歩きから、世界7大陸最高峰を目指す70代に。

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