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2020年02月13日

エイジングケア

運動するならインターバルウォーキング

始めにくいが、運動は大切な要素

先日、あるセミナー会場で、隣の女性とアンチエイジング談義となりました。その50歳代と思われる元気な女性曰く、「私は120歳まで生きるのを目標にしています」とのこと。少しふくよかな体型でいらっしゃったので、「何か運動をされているのですか?」と質問すると、「NO!」との返事。

目標は大変素晴らしいのですが、運動はせず目指されている点に関して、疑問を持ってしまいました。

私は、アンチエイジングのためには、「心にトキメク目標」、「食」、そして「運動」が非常に大切な要素だと思います。しかし運動は、なかなか始めるまでが一苦労といったところもあるのでしょう。今回は、そんな運動について触れたいと思います。

 

インターバルウォーキングのすすめ

近年、高負荷の短時間運動と、軽い運動もしくは休息を組み合わせた「インターバルトレーニング」の大きな効用が続々と報告されています。

その考えをウォーキングに取り入れた「インターバルウォーキング」が、日頃の運動として始めやすくお勧めだと思いましたので、ご紹介させていただきます。

インターバルウォーキングでは、「ゆっくり歩き」と「速歩き」を3分間ずつ交互に行います。交互に行うことで、しんどさが軽減され、また飽きずに続けられます。

背筋を伸ばし、少し大きめの歩幅で歩いて下さい。大股で歩くことで多くの筋肉が鍛えられ、糖質や脂肪を最大限燃焼させることができます。

目標は「1日に(ゆっくり歩き3分+速歩き3分)を5セットで計30分×週4回」、合計週120分行うことです。筋力がアップし、継続することで筋肉量や代謝、基礎体温も上がります。ストレスの発散や快眠にも繋がります。

SN2002会長イラスト_ブログ用

さらに効果を深めるには、ウォーキング後には、植物性たんぱく質が豊富な豆乳を飲むとよいでしょう。運動で傷んだ筋肉の修復効果が高まり、結果として筋肉量が増加します。

また、継続のために、記録をつけるのもよいでしょう。努力が報われていくようすが目に見える形で残り、頑張って続けようという気力が湧きます。

ただし、最初は自分に合った状態から始めることが大切です。無理は禁物。少しずつ週120分の目標に近づくようにしましょう。張り切り過ぎて逆に疲労を溜めてはいけません。

厚生労働省・健康日本21の標語は言っています。「1に運動 、2に食事、しっかり禁煙 、最後にクスリ」と。自分に合った運動を日頃から取り入れていきましょう。

 


 

コラム筆者:元井益郎

薬学博士/薬剤師/NR・サプリメントアドバイザー/日本抗加齢医学会認定指導士。

東京薬科大学薬学部卒業。ジェーピーエス製薬株式会社入社・退社後、サンプライズ株式会社設立。東京大学や慶應義塾大学など、国内の著名な大学機関と抗加齢に関する共同研究を行い、研究結果をもとにサンプライズ製品の開発を行う。

趣味は山登りとマラソン。73歳になるが、自称年齢は55歳。2017年6月、デナリ(マッキンリー)に登頂成功。好きな言葉は、「過去は変えられないが、未来は変えられる」。

元井 益郎

薬学博士/社長

1分も走れないペンギン歩きから、世界7大陸最高峰を目指す70代に。

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