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2016年07月13日

その他

ヘアドルーチェの配合成分がパワーアップ!コラーゲンが加わりました。

この度、当店の人気サプリ「ヘアドルーチェ」の処方をリニューアルし、コラーゲンを加えることになりました。最前線のアンチエイジング情報を鑑み、髪の毛はもちろん、女性の美と健康にとって総合的に最良な処方を組むべく、コラーゲンを追加するに至りました。今回は、そのコラーゲンについてご紹介したいと思います。

コラーゲンといえば、お肌をプルプルに保つ成分としてご存知の方が多いと思いますが、髪の健康にも大きな影響を及ぼし、骨の重要な構成要素でもあります。詳細のご説明に入る前に、まず、コラーゲンについては「飲んでも効果がない」とする説があることをご存知の方もいらっしゃるかもしれません。『コラーゲンを食べても効果はない。なぜなら、食べたコラーゲンは、消化の過程でアミノ酸に分解されてしまうため、吸収されないからだ。』このような否定的書籍が数多く出版されています。

私も以前は「コラーゲンは飲んでも吸収されない」という認識でしたが、約2年前にその認識は変わりました。京都大学の佐藤健司教授による、「コラーゲンが効くメカニズム」という説明会に参加した際です。メカニズムの説明と、皮膚の状態の改善を感じた被験者が有意に多かったという納得のいく臨床研究に触れ、「コラーゲンは効果あり」と、今では考え方を変えています。今後は、コラーゲンの効能について、肯定的な研究報告が多く公表されていくだろうと思います。(実際に、コラーゲンは髪や爪に良いという研究結果が、国内外で報告されるようになってきています。)

さて、前置きはこのくらいにして、本題に入ります。「コラーゲン」とはどのような物質なのでしょうか。

コラーゲンは、体の弾力を作り出しているタンパク質の一種。皮膚や骨、髪、血管などに含まれ、細胞と細胞を結ぶ働きをしています。弾力性があるため、肌や髪にはハリや弾力を与え、関節痛は緩和させ、骨は丈夫に、血管のしなやかさを保ち動脈硬化を防ぎます。

0623コラーゲン

今回は、特に「髪」・「骨」と「コラーゲン」の関係について、具体的にお話していきましょう。

まず、髪とコラーゲンについて。髪の毛は、18種類のアミノ酸が結合してできた、「ケラチン」と呼ばれるタンパク質で構成されています。これは頭皮の深い部分にある「真皮」で作られますが、この真皮は80%がコラーゲンでできているのです。真皮を髪の土壌と考えると、ハリや弾力のある髪を育てるのは、健やかな真皮。コラーゲンを十分に摂取し、柔軟性、弾力性、保湿、代謝に優れた健やかな真皮を保つことで、抜け毛や薄毛の予防はもちろん、美しい艶のある髪を維持できます。反対に、コラーゲンの不足は真皮を不健康にさせてしまい、抜け毛や薄毛、ツヤやハリのない弱々しい髪の原因になると考えて良いでしょう。

次に、骨とコラーゲンについて。女性は、女性ホルモンの低下・加齢などから急激に骨が脆くなり、50歳以上の女性の3人に1人が骨粗鬆症にかかるといわれます。骨粗鬆症は、骨が脆くなる症状のことで、日常生活程度の負荷で骨折を引き起こす状態をいいます。日本の高齢化に伴い、今後国民病として大きく圧し掛かかってくる深刻な健康問題です。

骨折は、寝たきりの原因になったり、時には死期を早めたりします。それを防ぐには、骨密度、骨質の強度を上げることが求められます。骨強度というと、一般的にはカルシウムが有名だと思いますが、実はコラーゲンも深く関わっていることをご存知でしょうか?

骨を構成している成分は、コラーゲンをはじめとするタンパク質と、カルシウム・リン・マグネシウムなどのミネラルです。骨を鉄筋コンクリートの建物に例えると、コラーゲンが鉄筋の骨組み、カルシウム(ミネラル)がコンクリートにあたります。コラーゲンが弾力を担い、カルシウム(ミネラル)が骨の硬さを担っているのです。

このように、特に女性のアンチエイジングに素晴らしい役割を果たすコラーゲンですが、20代をピークに年齢とともに減少し、60代では20代の約75%に減少すると言われます。75%まで減少すると、肌や髪のハリが著しく失われるだけでなく、関節痛や骨粗鬆症になりやすくなり、血管のしなやかさが失われることによって動脈硬化のリスクも上がると言われます。

現代女性の多くは痩せ志向の影響もあって、もともと「コラーゲン」等いわゆる「タンパク質」が不足している状態です。栄養素は、生命維持のために重要な臓器から優先的に回されるので、タンパク質が不足すると、髪や肌、爪は後回しにされます。健康維持はもちろん、美しく年齢を重ねるためには、しっかり摂る必要のある栄養素です。

コラーゲンを多く含む食品としては、豚足、スジ肉、鶏軟骨、鶏皮、魚皮、フカヒレ、エイヒレなどが挙げられますが、サプリメントで補うのも良いでしょう。コラーゲンの力で、プルプル、フサフサ、骨美人!若々しい人生を楽しみましょう。

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※番外編コラム筆者紹介
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サンプライズ株式会社
代表取締役社長:元井益郎
薬学博士、薬剤師、NR(栄養情報担当者)、日本抗加齢医学会認定指導士。
1946年生まれ。東京薬科大学薬学部卒業。ジェーピーエス製薬株式会社入社・退社後、サンプライズ株式会社設立。東京大学や慶應義塾大学など、国内の著名な大学機関と抗加齢に関する共同研究を行っている。趣味は山登りとマラソン。今年で70歳になるが、自称年齢は52歳。年間に4回ほどフルマラソンへ出場し、4時間以内に完走することもある。登山では世界7大陸の最高峰を制覇することを目標とし、既に4つを登頂成功。来年はデナリ(マッキンリー)に挑戦する予定。トキメクような目標をモチベーションに、アンチエイジングを体現している。好きな言葉は、「過去は変えられないが、未来は変えられる」。

元井 益郎

薬学博士/社長

1分も走れないペンギン歩きから、世界7大陸最高峰を目指す70代に。

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